群発頭痛 PART4

群発頭痛

群発頭痛の薬

処方箋

偏頭痛と診断され続けていた拷問の様な頭痛が、実は群発頭痛であったとわかり、初めて群発頭痛に効果があるといわれている薬を処方してもらいました。

イミグラン錠です。

今回初めての使用するので、錠剤を数錠、点鼻薬を3個処方して頂きました。

15年以上前なので薬価は正確には覚えていなかったのですが、たぶん、保険適用後で錠剤が800円ぐらい/錠、点鼻薬が1000円以上/個、ぐらいの金額だと思います。

非常に高価な薬でしたが、拷問の様な痛みに効くのであれば、お金なんて全然苦ではありません。

薬の効果

結論から言うと、痛みの予兆が起きてからすぐにイミグラン錠剤を服用した場合、効果はあります。

痛みのレベルは全然変わりません。相変わらず、耐えられない痛みのレベルです。

ですが、飲むタイミングを間違えなければ、痛みが引くまでの時間が大分短くなりました。

下記グラフは痛みの予兆が出てすぐに薬を服用した場合の痛みが収束するまでの時間を表しています。(一般的な鎮痛剤のロキソニン錠と、群発頭痛に効果があるといわれるイミグラン錠、それぞれの場合)

結果、ロキソニンは気休め程度だと思います。薬を服用してもしなくてもほぼ同じであるが、イミグラン錠をタイミングよく服用すれば、抱いたの感覚ですが、約30分も地獄の痛みから早く解放されました。

これは今までに比べて、劇的な改善です。

もちろん一番良いのは、薬を服用する事によって、群発頭痛が完治する事、痛みのレベルが低くなること、そしてもっと痛む時間が短縮されることが望ましいのですが、少しでも短く痛みから解放されるのは、非常にうれしく、そして、薬が効くという事がわかっただけで幸せな気持ちになります。

最も効率的な服用のしかた

服用のタイミングが最も重要です。

10年以上も群発頭痛に苦しめられてきたので、頭痛が来そうな予兆が確実に分かるようになっていました。(睡眠中に発症した場合、どうしようもありません)

私の場合の頭痛予兆は、右目奥が、ほんの少しチリッとし重く感じ始め、右こめかみより上部の側頭部付近がもやもやした重さを感じ始めると拷問時間の合図です。

この予兆が出始め、遅滞なくイミグランを服用した場合だけ、30分程度痛みの時間が短縮されます。

このタイミングを逃すと、いくらイミグラン錠剤を服用しても、痛みの時間は短縮されません。

要は効き目がありません。

最悪なのは、就寝中に痛みが来た時です。

ネットでは良く、群発頭痛は、決まった時期、決まった時間に起こると記載されていることがありますが、私の場合、頭痛が起きるタイミングは完全にランダムです。

なので、起きている時、寝ている時、季節も関係なく襲ってきます。

起きている時に頭痛が始まれば、最良のタイミングでイミグラン錠を服用できます。そうすれば痛みの時間が短縮されるという良い結果がもたらされます。

睡眠時に頭痛が始まると、痛みの予兆があった時に最も効果を発揮する、イミグラン錠服用タイミングを完全に逃してしまいます。

そうなると、イミグランンの錠剤では全く効果が無いです。

イミグラン錠剤と点鼻薬の使い分け

処方してもらったイミグランですが、錠剤点鼻薬を頂きました。

錠剤の特徴は、痛みの予兆時に服用すると痛みの時間が多少短縮される効果があります。

痛みの予兆時にイミグランを服用できず、完全に痛みが始まってしまったときには、点鼻薬を使用します。

このように錠剤と、点鼻薬を使い分けていました。

上記以外に、点鼻薬を使用する場合があります。それは、いくらイミグランが痛みの短縮に効果があるとはいえ、群発頭痛が始まってしまうと、約30日間連続で、必ず1日2回前後、30分以上の地獄の痛みが襲ってくるのは、精神的に参ってきます。心が折れてしまったときに、イミグランの錠剤では無く、点鼻薬に手を出してしまう事があります。

イミグラン点鼻薬の効果

点鼻薬の効果

・錠剤と同様、痛みのレベルが軽減はされない。

・錠剤と同様に痛みの時間が短縮。

・錠剤に比べて、効き目は多少良い。例えば、痛みの予兆時に、錠剤を服用すれば、痛み継続時間は60分とした場合、それが点鼻薬の場合40分程度になる時があります。(ならない時もあります)

結論:私の場合は、錠剤に比べ、少し効果が高いと思います。薬価が高いだけの会はあると思います。

偏頭痛薬と群発頭痛薬

群発頭痛に効果があるかもと、されている薬に良く処方されるのが、偏頭痛治療薬が多いそうです。

偏頭痛で痛みが発生するメカニズムは、何らかの原因により脳内血管が過剰に広がり、三叉神経に刺激を与え、血管周りに炎症がおきる事により頭痛になるといわれています。これが偏頭痛との事。

群発頭痛も片頭痛と同様に脳内血管が広がって痛みが発生されるといわれていますので、偏頭痛の治療薬で効果があるのもわかります。

偏頭痛薬

偏頭痛治療薬の中の、「トリプタン系薬」について

「イミグラン」「ゾーミッグ」「レルパックス」「マクサルト」「アマージ」が主な偏頭痛薬と言われているそうです。

私は「イミグラン」と「アマージ」の2種類処方されたことがあります。

イミグランは比較的早く世の中に流通していたと思います。

愚痴ですが、今まで通った多くの脳神経外科の診断は皆、偏頭痛と言われ、処方される薬が必ずロキソニン。偏頭痛に効果があるといわれているイミグラン等、なぜ処方してくれなかったのか・・・・ここまでの10年以上は何だったのか・・・・と当時思っていました。

偏頭痛治療薬の処方数量について

「イミグラン」を処方するようになって、痛みレベルの軽減には全く効果が無いのですが、痛みの継続時間短縮には効果があります。

私の場合、群発期が30日間連続、1日当り2回前後頭痛があります。なので1回の群発期における薬の必要数量は最低60回分必要なのです。

なのに、当時、病院では1月あたり20錠程度しか処方できないといわれました。理由を聞いておけばよかった。

薬が強く、副作用が大きいのか、薬価が高く転売される恐れがあるのか分かりません。

先生にも20錠程度では到底1回当たりの群発期に起こる頭痛回数には到底足りない旨、伝えたのですが

決まりとの事。仕方ないですね。

では、どうすれば良いか。市販薬の「イブ」が少しだけイミグランに近い効能があるとの事を先生に教えて頂きました。(実際は全然効き目無い)

裏技と言えるがどうか、わからないが、私の場合、群発期がほぼ30日間と決まっています。なのでだいたい月を跨ぐので、当月受診しイミグラン20錠、翌月頭に受診しイミグラン20錠をゲットします。そうすれば、1回の群発期で30日間、群発頭痛60回の内、40回はイミグラン錠を使用できます。

この10年、まったく効果の無いロキソニンを飲み続けてきた私にとって、「イミグラン」は希望であり、お守りでした。

PART5に続く

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